中国のネット利用者は8.29億人、ネット通販利用者は6億人を突破
中国のインターネット利用者は8億人を突破、普及率は約60%に
中国インターネット情報センター(CNNIC)が発表した「第43回中国インターネット発展状況統計報告」によると2018年12月時点で中国のインターネット利用者は前年から5,653万人増加の8.29億人となった。中国のインターネット普及率は59.6%と前年比3.8%上昇している。2009年のインターネット利用者は3.84億人と10年間でインターネット利用者は約2.2倍となった。
また、スマートフォンなどの携帯端末によるインターネット利用者は、前年から6,433万人増加の8.17億人となった。2009年のインターネット利用者は2.33億人と10年間でインターネット利用者は約3.5倍となった。携帯端末によるインターネット利用者は、インターネット利用者全体に占める割合は98.6%となっており、中国では携帯端末がインターネット利用で最も使用されているツールとなっている。
なお、農村におけるインターネット利用者は、前年から1,291万人増加の2.22億人となった。農村におけるインターネット普及率は38.4%であり、2013年から約10%増加しているが、都市部のインターネット普及率74.6%と比較すると普及率の差は依然大きい。
ネット通販の利用者は6億人を突破、オンライン旅行予約やオンラインデリバリーの利用者もそれぞれ4億人を突破
中国におけるネット通販はますます普及している。ネット通販の利用者は前年比14.4%増の6.1億人となっている。そのうち携帯端末によるネット通販の利用者は、前年比17.1%増の5.9億人となり、携帯端末によるインターネット利用者の72.5%を占めている。
また、中国におけるオンライン旅行予約やオンラインデリバリーの利用の普及も進んでいる。オンライン旅行予約の利用者は前年比9.1%増の4.1億人、オンラインデリバリーの利用者は前年比18.2%増の4.06億人となり、それぞれの利用者は4億人を突破している。
参考情報:
第43次《中国互联网络发展状况统计报告》